コシミズ氏より
最初はね、何か夢も希望も無くて、俺たちみんな死んじまうんだという感じだったんですが、最後の方でちょっと救われて、意外と簡単にわれわれは健康を取り戻すことが出来るんじゃないかというのを、
自分の状況と照らし合わせて、先生のお話を聞きながら、ちょっと安心しました。
僕も食べることが大好きで、おいしいまずい、すごくうるさくて、コンビニとかで買ってきたもの、100 円ショップで売ってる食べ物、まずくてしょうがないです。ということはある程度正常だと思う。
で、おいしいものは「これ、おいしいー!」って涙を流しながら食べる。――ってことは、まだまだもう少し生きられるんじゃないかなということで……。先生の話は今日、すごく面白かった。
簡単だってことが分かってきた。要するに食品添加物をなるべくじゃなくて、とにかく取らない、排除すると……。それだけでかなり改善すると……。あとはその辺に生えてるアロエをガバガバ食えれば
いいと……(会場笑い)。まあ、そういうことですよね。そんな感じでいけるんだったらばやってみようじゃないかという感じです。
じゃあ 15 分ほど――あれ? もう7時じゃんかよ。15 分休んで、今度はちょっと座談会形式で3人、4人でお話をしますんで……。では休憩です。先生どうもありがとうございました。
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パネリストによる座談会
※コシミズ氏を K、イケダ先生を I、タキザワ先生を T、ミズノさんを M で示す。
【基調講演を受けて】
K:えー、それではちょっと早いんですが、皆さんお戻りになったみたいなので再開します。こんどは壇上に私を含めまして4人の方が上られました。イケダ先生、タキザワ先生、ミズノさん、私リチャード・コシミズです。
タキザワ先生、今の衝撃的なイケダ先生の2時間の講演、ご感想をお聞かせください。
T:あの、私もいろいろ調べたりしてたことは多くてですね、佐藤章夫先生のお話なんか……。私あの、「はらへった」とネット上で名乗っておりますが、はらへったブログの横っちょのリンクの所に「生活習慣病を予防する食生活」というサイトがリンクしてありますので、
ご興味のある方はそちらから読んでいただいて……。乳製品のことを辛辣に書いておりますので、雪印から殺されそうなほど(会場笑い)――辛辣に書いていますので、非常に昨年度もそういったこともありまして……。

あとは、味の素の喘息の話は私はさっきまで知らなかったんで、お恥ずかしい話なんですが、先生紹介してた、僕も何冊かは既に読んでいた本はあったんですが、その中に書いてあったかもしれません。非常に不勉強でお恥ずかしい話なんですが、来週から臨床に役に立てなきゃいけないなと思った次第です。
K:あの、タキザワ先生は秋田で臨床をやってらっしゃるということですね。内科総合病院。
T:はい。内科一般ですね。診療所なので、何でも屋みたいな形ですけど。内科一般でやってます。
K:そうですか。分かりました。じゃあこれから少し座談会形式でお話をさせていただくんですが。

その前に私、今日のイケダ先生のお話は、ああなるほどなと思い当たる節だらけです。私の周囲でも、本当にいろんなことが起きてまして……。例えば、あまりお金がなくて毎日朝昼晩、コンビニすら行くお金が無くて全て 100 円ショップで1年半ぐらい食事をしていた若い子がいたんですよ。うつ病でいなくなりました。今はどこにいるか分かりません。その理由も分かった。食生活だった。精神病じゃない
んだよ。食い物悪かっただけなんだよ。そういうのが分かりました。それから、精神疾患っていうのは、本当にそういう意味で、薬を処方されるがゆえになってしまっている部分もあるし、食生活もあるし――ということは意外と簡単に、逆に解決出来るんじゃないかなと……。
要するに、神経症状態で薬は必要ないのに薬を飲まされて、そのまま病気がどんどん進んでしまうのと同時に食生活にも問題があると……。だからこの2つだけ。この2つと言っても意外と難しいんですよね。僕も食べるの大好きだし、余計に食べ過ぎちゃうんで、いろんな成人病になったりして……。いろんなデータから、血液検査すると7つぐらい×が出るんです。H ってのが7つぐらい出てくる。それ
で今日はとても反省しまして、イケダ先生のお言葉をちょっと頭に留めて体質改善をして、日本と世界のために更に貢献しようかなと思った訳です。
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【助かる人と亡くなる人】
K:それで今日、ミズノさんに来ていただいたのは、彼女は癌患者の会のコアなメンバーなんです。
で、彼女が見てきたこと。一番彼女がよく分かってるのは、誰が死んで誰が助かったのか? どこが違うのか? さあ、それを話してもらいましょう。どうぞ。

M:ミズノと申します。よろしくお願いします。あの、有名人でこの方がどうのこうのっていうのは分からないんですけど、癌患者でいろんな人を見てきた中で、これと思った療法を真面目にやらなくて、あれがいいんじゃないか、これがいいんじゃないかって迷っている人は
絶対に助からないというか……。ちょっとビタミン C 打ってみたり、ちょっとフコイダンやってみたり。今度何とかがいいというと、免疫療法やってみたりと……。いろいろ迷って、迷って、迷って、結局何をやってもダメだけど、まだ何かがあるんじゃないかと迷っている人はやっぱりダメで……。
食事を改善する。イケダ先生がおっしゃったように食事を改善して、運動をして……。あの、癌患者は低体温の人が多いので、よくチャードさんがおっしゃるようにお風呂にしっかり入るというのはやっぱり基本ですね。お風呂に入って血流をよくして、考えをこう改める。精神的なことで癌はなり易いんです。なので、そういったとこでリラックスする時間を取る。
まあ、会の方では玄米菜食をだいたい3年ぐらい続けるようには言っておりますが、玄米菜食にこだわらず菜食ってのにしてもらうと、さっき言われたように体の声が聞けるようになるので、今自分が何を食べたいか――栄養があるから何々をとらなくちゃいけないんじゃなくて、今自分はリンゴが食べたいかミカンが食べたいか分かるようになるので、自分が欲しいと思ったものが、体が要求していると……。
そういうのがだいたい分かるようになるのはまあ、いろんな方がみえるでしょうけど、まあ癌患者の方には3年をめどにやっていただくということをお願いして――私どもの会に入られて迷って逃げる方はダメですけど、今言ったようなことを続けられた方は5年〜10 年と長く生きてる方が沢山みえます。
で、温める方法なんですけど、まあお風呂は家族で入りますんで、なかなか自分の思うような時間、長い間……。それこそほんとに1時間〜2時間、半身浴をされるのがいいかとは思いますが、
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ちょっと無理な場合があるので……。ビワ葉温灸とかビワ葉温圧というのも勧めておりますが、それもにおいと煙が出るので、家族の方に嫌がられたりとか、いろんな事がありますので、私が勧めているのは、一つ今日持って参りましたけど……(「アイロンじゃん」とコシミズ氏)。小型アイロンなんですね。これはだいたい4〜5千円で買えます。
で、服の上からタオルなんか敷いて暖める。腎臓、肝臓、脾臓とかおなか周りをやる。これは4〜5千円で買えるんですけど、そういう意味じゃ電磁波も多少出るかもしれないんで、そういうのが緩和された三井温熱とかっていうアイロンは7〜8万円しますので、まあ自分に必要だと思われれば高いの買って一生懸命やられてもいいと思いますけど、この4〜5千円のアイロンでも十分気持ちがいいので、続けていかれれば効果が出ます。
そして実際、このアイロンで暖めて、その上に患部っていうかその癌のあるところにビワの葉を敷いて、その上からアイロンかけて3ヶ月で5pが 22 pぐらいに縮まって手術を免れたっていう人も何人もみえます。以上のようなことでよろしいですか。
K:あの、ミズノさんご自身も癌になられたことがあるんですか?
M:私は癌か癌じゃないかって、そういうことグレーなんですね。
一応私、快療法67っていう療法やってまして、一般的には O リングっていう、私たちでは LET68という名になるんですけど、その講習会に行った時にモデルになったら「乳癌だよ」と言われまして……。
私はその、若い頃からいろいろ病気を持ってまして、お医者さんには何度かだまされた経験があります。――というのは、小学校の頃に腎臓病だよと言って、薬を毎日飲まされ、注射は週に1回ぐらいだと思うんですけど……。1年たってよくなったか悪くなったかも何にも言われずそのままだったので、別の病院に診てもらったら「全然、腎臓なんて悪くないよ」というような経験があって、お医者さんのことを全然信用していないので……。その快療法のやり方で暖めて少食にして、この薬というか、処方されたお茶を飲めば治るよと言われ、そのようにしたら1ヶ月ぐらいでもう癌の反応無くなってると言われたので、そういう状態です。
K:あの、今のところ属されてる会というのは何人ぐらいの会員がいらっしゃるんですか?
M:えっと、実は私も、ちょっと恥ずかしいんですが、12 月1日をもって、その会を辞めさせられてしまったんですけど、まあいろんな理由があって……。その会は去年時点で 800 人ぐらいいまして、去年のその前の年に会長がちょっと亡くなっちゃったんですね。その方は 57 歳でスキルス性胃癌69を発症して玄米菜食で治したという方で、その方亡くなっちゃった後に引き継いで1年と8ヶ月やったんですけど、まあ会長が亡くなったということで 100 人ぐらい辞められたので、だいたい 700――600 ぐらいかな、――の会員です。
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67 快療法。舞台芸術家としても知られる瓜生良介氏(九州・若松生まれ 1935〜2012)によって提案された。操体法(橋本敬三氏)、温熱法(多田政一氏)、ソフト断食を含む穀菜食による食事指導、頭骸仙骨による脳脊髄液のバランスの回復、LET による全身のバランスチェックなどの総合的な体系。
68 LET(ライフエネルギーテスト)。指の筋力が体に良いものを持つと強くなり、体に悪いものを持つと弱くなる現象を利用したテスト。O リングテストを快療法の臨床現場に合わせてアレンジしたもの。これによって病者の状態、求めている物、治療の方針などを判断する。
69 スキルス性胃癌。通常の胃癌と異なり表面粘膜にあまり変化が起こらず、胃壁の中を広く浸潤し、粘膜層の下に広がる。初期症状を発見しづらく、転移も早い(特に腹膜播腫)。手術も難しく、完治後も予断を許さない(5年生存率は、約 15%〜20%)。男性よりも女性(特に 30〜40 代)に発生が多い。
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K:そういう会員さんってのはやっぱり亡くなる方はどんどん亡くなってっちゃう?
M:やっぱり、どんどんという訳ではないですけど、精神的に無理した方が亡くなります。
精神的に無理した方というか、反応が無くなったとしても、やはり元気になったから、癌が消えたからと言って、元の生活に戻っちゃって、しなくてもいい苦労を……。癌になったから、もうその苦労か
ら離れて自分の好きなように生きるって決めたのに、あまりにも早く癌反応が無くなっちゃったりして、2〜3ヶ月で……。そして元に戻って残念なことになる人……。
あるいは玄米菜食を極めすぎちゃったり。また癌になっちゃったりということです。
K:玄米菜食もやり過ぎると癌になっちゃう?
M:そうなんです。というのは、やっぱり陰陽のバランスがあって、陽性から陰性、陰性から陽性と
いう風に体が変わってくるので、3年ぐらいして体の声を聞いて何を食べたいかっていうのを自分に素
直にそういう体の声を聞いて食べないとなっちゃいます。
K:で、迷いのある人は発症しやすいと。
M:はい。だからこう、今やってる玄米菜食に疑問を持っていたり、暖めることに、こんなことでいいのかな? と……。もっと早く治したいからビタミン C 打ってみようかな? と……。
まあ、初期の人だったらすぐにこれで治った。でもすぐに再発しちゃったので、抗癌剤ちょっとやってみる。で、抗癌剤ちょっとやってみようかなと言って、最近電話がないからどうしたかなっていうと、肺炎で入院してるってことがよくあります。
K:会としては抗癌剤は使うなという……。
M:はい。言っててもやっぱりやりたがるんです。
K:イケダ先生なんか言いたそうですね(「言いたいですね」とイケダ先生)。はい、どうぞ。