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...... 2023年09月23日 の日記 ......
秋分の日


■ 超短編小説「猫角家の人々」その7   [ NO. 2023092305-1 ]
超短編小説「猫角家の人々」その7
ネコネコハウス紂王、ネコネコハウス祟り、ネコネコハウス兇徒、不幸禍訪問看護ステーション、(株)猫角えつか不幸禍本社、ネコネコハウス異魔伊豆未、株式会社 自営尾行….実際にそんな事業所があるのかと調査してみると、実体のない事業所が複数見つかる。近所の人に聞いても、「そんな施設はない」と言われる。あっても、とても介護事業などできないような古びた廃屋のようなところだ。

一体、何を目的に次から次にダミーの事業所を設立するのか?やはり、様々な助成金を手に入れるのが主たる目的だ。だからこそ、猫角姉妹の会社の「定款」は、読んでいると気が遠くなるようなフルスペックの記載で満たされている。ありとあらゆる「助成金」を申請するためには、ありとあらゆる「業種」に従事していると偽装しなければならないのだ。だから、「定款」が著しい「満艦飾」になるのだ。

猫角克子は「古物商」の免許すら取得している。なにゆえに?些か背筋が寒くなるような裏事情がありそうだ。「成年後見制度」というものがある。認知症の老人がなくなると、後見人が財産を処分する。遺留品の処分は古物商が担当する。ライセンスが必要だ。背筋の寒さは、さらに増したであろうか?脚でも揉みたくならないだろうか?

いささかスケールの小さな話だが、福祉機器の購入資金として、一カ所に月300万円の助成を受ければ、7カ所で、合計2100万円にはなる。そして、福祉機器は購入などせず、リースで手に入れて使いまわす。ネコネコハウス祟りに置いてあったコピー機などの福祉機器は、助成金が手に入ったら、別の事業所に移動して、厚労局の監査に備えなくてはいけない。そこで、所有する4台の乗用車のうち、大型ワゴン車のアルフォードが大活躍する。この乗用車でないと、コピー機を運べないのだ。アルフォードは、「見せ金」ならぬ「見せ機械」を福岡の事業所間や京都まで移動させるのに大いに活躍したのだ。その過程で二度もドア部分を破損するなどして、そこそこの保険金が懐に入るという僥倖もあったが。(続く)観音懺法
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 従身語意之所生 一切我今皆懺悔

無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来真実義

世尊妙相具 我今重問彼 仏子何因縁 名為観世音
具足妙相尊 偈答無尽意 汝聴観音行 善応諸方所
弘誓深如海 歴劫不思議 侍多千億仏 発大清浄願
我為汝略説 聞名及見身 心念不空過 能滅諸有苦
仮使興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑変成池
或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没
或在須弥峯 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住
或被悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛
或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心
或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼観音力 刀尋段段壊
或囚禁枷鎖 手足被杻械 念彼観音力 釈然得解脱
呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人
或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害
若悪獣圍繞 利牙爪可怖 念彼観音力 疾走無辺方
玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋声自回去
雲雷鼓掣電 降雹澍大雨 念彼観音力 応時得消散
衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦
具足神通力 広修智方便 十方諸国土 無刹不現身
種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅
真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観 浄願常譫仰
無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間
悲体戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩燄
諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散
妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念
念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙
具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼
爾時 持地菩薩 即従座起 前白仏言
世尊 若有衆生 聞是観世音菩薩品 自在之業 普門示現 神通力者 当知是人 功徳不少
仏説是普門品時 衆中八万四千衆生 皆発無等等 阿耨多羅三藐三菩提心

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