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...... 2023年09月27日 の日記 ......
■ 超短編小説「猫角家の人々」その25   [ NO. 2023092703-1 ]
超短編小説「猫角家の人々」その25
クラックの語源は、「ひびが入る」とか「割れ目ができる」といったところだ。クラックを製造する工程で、パリパリといったひびの入るような音がするのだそうだ。そこから「クラック」という呼び名が生まれたのだ。

クラックのHNをもつ、名古屋のネット売人は、氏素性、顔写真までネット上で公になってしまっている。職業の詳細から、過去の履歴までオープンになってしまっている。裏社会の住人には珍しいことだ。クラックは、あるジャーナリストの活動を妨害すべく、裏社会から起用された。随分と前の話である。クラックは、ジャーナリストKの後援会組織に賛同者を偽装して入り込み、組織内組織を作る任務を遂行した。そして、自らが、ジャーナリストKの直接の指示を受けていると称して、関西支部の分派活動をやろうとした。そして、見事に失敗し発覚してネット上に「晒され」たのだ。実は、クラックの任務の最終目標は、ジャーナリストKの暗殺と、後援会組織の乗っ取りだった。そこまでやらなければならないほど、裏社会は、Kに追い詰められていたのである。

クラック….加藤(仮名)ということにしておこうw。加藤某は、ある球技の選手だった。世界の一流選手の集まるヨーロッパの某国に赴き、一流選手とともに球技に励んだ。同時に、男性同性愛の性技と麻薬の奥義を極めた。ヨーロッパで立派なジャンキーホモとなって帰国したクラックは、実家の店の商品を売りながら、オクスリのネット流通業にも従事していたのだ。

日本の裏社会は、薬物常習者を裏社会工作要員としてリクルートする。裏社会は、麻薬の密輸と流通を行うことで、ジャンキーを見つけ、組織化してきたのである。その目的は明白である。ジャンキーは、犯罪者である。犯罪者は、警察や厚生労働省などの摘発から守ってくれる「組織」に服従する。警察やメディアにも影響力がある「組織」の庇護下にいれば、安心してシャブ中を続けられる。「逮捕されない特権」とでも形容すべきか?そして、ジャンキーは組織から、比較的安価に薬物を適宜、入手することができる。この居心地の良い環境を維持するためなら、ジャンキーは何でもする。組織の命令通り、多少危ない橋もわたる。シャブのお陰で気が大きくなっているから、大胆な行動もとれるのだ。

「オクスリ」がすべてに優先するのである。勿論、「終わりの日」はいつかやってくる。多くの場合、ジャンキーの行きつく先は「死」であるが。ジャンキーの周囲は、死屍累々なのである。(続く)観音懺法
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 従身語意之所生 一切我今皆懺悔

無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来真実義

世尊妙相具 我今重問彼 仏子何因縁 名為観世音
具足妙相尊 偈答無尽意 汝聴観音行 善応諸方所
弘誓深如海 歴劫不思議 侍多千億仏 発大清浄願
我為汝略説 聞名及見身 心念不空過 能滅諸有苦
仮使興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑変成池
或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没
或在須弥峯 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住
或被悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛
或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心
或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼観音力 刀尋段段壊
或囚禁枷鎖 手足被杻械 念彼観音力 釈然得解脱
呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人
或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害
若悪獣圍繞 利牙爪可怖 念彼観音力 疾走無辺方
玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋声自回去
雲雷鼓掣電 降雹澍大雨 念彼観音力 応時得消散
衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦
具足神通力 広修智方便 十方諸国土 無刹不現身
種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅
真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観 浄願常譫仰
無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間
悲体戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩燄
諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散
妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念
念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙
具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼
爾時 持地菩薩 即従座起 前白仏言
世尊 若有衆生 聞是観世音菩薩品 自在之業 普門示現 神通力者 当知是人 功徳不少
仏説是普門品時 衆中八万四千衆生 皆発無等等 阿耨多羅三藐三菩提心

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